顎変形症 治療まとめ

2017年10月に顎変形症の手術をしました。 治療の内容や感想をまとめたブログです。

手術後1日目

一睡も出来ぬまま一夜を明けました。

恐らく9:00頃、血液検査をして体温と血圧を測る。

体温38℃、血圧130と普段平熱36度で血圧90くらいなのでだいぶ高い。

手術で使わなかった自己血が400cc余っているとのことで、輸血をしました。

もともと自分の血ですが、変な感じです。

11時には病室に戻れることになりました。

余談ですが、手術が終わった直後とこの日の朝に、首からお腹にかけて発疹が出たようなのですが痒みもなく一瞬で治まってしまったので、皮膚科の先生が来る頃には元の状態に戻ってしまい原因が不明というようなことがありました。

花粉症くらいのアレルギーしか持っていないので今のところも謎のままです。 

 

口腔外科の先生が来て、口から飲み物が飲めるかどうかということで水を飲まされました。

水が飲めれば口から栄養が取れるから鼻から入っている胃のチューブが抜ける、とのことで必死です。

どうにか水が飲めたので、胃チューブを抜いてもらえることになりましたが、この胃チューブ抜くのも本当気持悪くて。

一番喉のあたりが気持ち悪さMAXなのですが、そこを生き物がずるずるーと通る感じです。

でも胃チューブが抜けたおかげでだいぶ気分が良くなりました。

これ、水が飲めない人は一度チューブを抜いて、栄養補給用のチューブを再度入れなおすそうです。辛すぎる。

 

心電図と酸素濃度計を外し、下半身の清掃を看護師さんにしてもらいました。

赤の他人に下の世話をされたくないという人の気持ちも今なら分かります。

こんなに早く自分がされる時がくるなんて思いもしませんでした。

手術着から病院着に着替え、シーツを取り換え、そのままベッドごと病室に移動です。

この時あたりから、体調も良く元気だったのでベッドごとの移動はなんだがおかしな感じでした。

病室に戻り、小さい酸素濃度計を指につけます。

担当の看護師さんから歩けるようなら尿管も外しちゃおうかと言われ、試しに歩いてみると問題なく歩くことが出来たので尿管も外してもらいました。

この尿管なんですが不思議なことに、刺さっている間まったく尿意も痛みも感じず、抜く瞬間だけ違和感があったくらいで全然痛みがありません。

尿道を通るって聞くと痛そうな感じがするのに本当不思議。

 

その後トイレにいって、初めて自分の手術後の顔を見ました。

髪はぼさぼさだし、口周り荒れてるし、チューブ(ドレーン)入っているし、自分の顔見て「うわっグロっ」って思いました。

フェイスバンドをしていたので、顔の形はそこまで分かりませんでしたが、前歯がちゃんと咬み合ってて感動しました。

「前歯がちゃんと前に来てる!!」

念願の状態です。

今まで受け口で上の前歯が引っ込んでいたので、本当に本当に感動しました。

感覚が麻痺していて全然分からなかったのですが、目で見て実感しました。

 

母親が見舞いに来てくれ、ロッカーに預けた荷物を持ってきてくれました。

口周りがぐっちゃぐちゃで、両手も管だらけだったので助かりました。

病室に戻ってからも鼻血と血混ざりの痰が止まらず、ティッシュで拭いて吸引機で吸ってを繰り返します。

12:00お昼ごはん。食事というより栄養ドリンクを飲みます。

これが3日続きます。

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酸っぱさで少し喉が痛かったのと、物理的な飲みにくさがありました。

吸いのみという容器を使って飲みましたが、口がうまく閉じれないので、飲み込む瞬間は上を向かないと飲み込めません。

食後の痛み止めも液状にしてくれましたが、とてつもなく苦くてびっくりしました。

痛み止めってこんなに苦いんですね。

 

食後ようやく寝ることが出来ましたが、痰が詰まって目が覚めるのであまり眠れませんでした。

しかし夜中一睡も眠れなかったのでこの仮眠で元気になりました。

15:00頃、まだ自己血を輸血中でしたがCTを撮らなければいけなかったので、繋げたままレントゲン室へ。

CTを撮って先生から「口腔外科に行ってね」と言われたので行ったら、その途中で輸血が終わって機械がピーピー鳴り出すもどうしたら良いのか分からず、とりあえず口腔外科へ。

看護師さんが補水液に切り替えてくれました。

本当はCTのあと口腔外科に来なくても良かったそうですが、たまたま担当の先生が空いているとのことで見てもらうことに。

口の中の消毒をしてくれ、ドレーンも明日には外せるよ、と言ってもらえました。

手術後1日目で歩けるくらい回復していたので先生たちに驚かれました。

回復が早いに越したことは無いと思うので良かったです!

 

部屋に戻ると抗菌剤を点滴されましたが、16~23時まで繋がっていたので結構邪魔でした。

面会室にいくと(面会室にお茶や水のサーバーがあるので)、入院日に仲良くなった2人と再会しました。

3人で手術の時の状態を話し合ったり、今後のことを聞いたりと話ができて良かったです。

17:30 夜ごはんの栄養ドリンクと痛みどめを貰いました。

さっきよりも飲みやすく、味もちゃんと分かるように。

21:00頃もうすぐ消灯のところ、鼻血鼻水が止まらずティッシュを鼻に詰めていたら看護師さんが綿球を持ってきてくれました。

その時に「夜の間は酸素濃度計つけててね」と言われました。

酸素濃度計って指先につける弱めの洗濯バサミみたいなもので、取れやすいのと邪魔なのとで昨日の昼間ほとんど外していました。

トイレに行くとき外してから忘れてたんですけどね。

ただ、データが遠隔で転送されるのでナースステーションの方では「あ、これは外してるな」って分かっていたそうです。

私は元気な方だったので看護師さんも昼間の間は配慮してくれていたみたいですね。

いやはやお気遣いありがとうございます。

さすがに夜中は看護師さんも少ないし、こまめに患者の状態を見るわけにもいかないですからね。

今朝より顔が腫れてきて熱いのと、息苦しいのとでこの夜もあまり眠れませんでした。