顎変形症 治療まとめ

2017年10月に顎変形症の手術をしました。 治療の内容や感想をまとめたブログです。

手術後552日目 プレート除去手術後61日

プレート除去から約2カ月が経ちました。

顔の腫れもすっかり無くなりました。

しかし、最初の手術の時から残っていた左上唇の痺れの範囲が広がってしまったなと思います。

私生活では全然問題ないのですが、違和感はずっと残ってます。

鼻の穴の下から唇にかけて、ずっと麻酔がかかったような感じで鈍いので、熱さや冷たさが感じにくくなってます。

鼻水が垂れても気が付きにくいかもしれません。笑

 

あと鼻全体的が強張ったような硬い感じがあります。

お風呂でマッサージした後は柔らかくなりますが、朝起きた後なんかは硬い感じがします。

 

プレートがあったであろう所は、触るとだいぶなめらかになってます。

もともと、そんなに出っ張りがある感じでは無かったのですが、やはり触ると硬いものがあるなと思っていたのですっきりしました。

ちなみに外したプレートがこちらです。

f:id:gkhki:20190407232417j:plain

こうやってみると、本当外してよかったなと思います。

ネジだけで40本近くあるそうです。

 

それと前まで透明な矯正器具(インビザライン)をつけていましたが、歯と歯の隙間が気になり、隙間をつめるためリテーナーを今は付けています。

f:id:gkhki:20190407233810j:plain

なんだか入れ歯みたいな感じですね。

洗浄剤も市販の入れ歯用のものを使ってます。

リテーナーも食事の時は外さないといけないので、インビザラインのときと同じような感じです。

透明ではないので、紅茶などを飲んでもあまり気になりません。

写真を撮るときや出かけるときは外しているときもありますが、夜寝ている間は必ず付けています。

先日矯正歯科の先生にいつまで付けるのか聞いてみましたが、向こう1年は続けてとのことでした。

完璧に矯正が無くなるのはまだまだ先ですね。

 

プレート除去手術後の顔の変化※手術後の写真有り

※顎変形症手術後(プレート除去手術)の顔写真があります!

苦手な方はお気を付けください!

 

 

 

 

プレート除去手術前日(顎変形症手術から490日経過後)

f:id:gkhki:20190407223907j:plain

 

f:id:gkhki:20190407223837j:plain

 

プレート手術当日

f:id:gkhki:20190407224146j:plain

 

プレート手術後1日目

f:id:gkhki:20190407224336j:plain

 

プレート手術後2日目

f:id:gkhki:20190407224419j:plain

この日はやけに肌の色濃いですね。笑 

 

プレート手術後3日目

f:id:gkhki:20190407224530j:plain

 

プレート手術後4日目

f:id:gkhki:20190407224638j:plain

f:id:gkhki:20190407224814j:plain

 

プレート手術後5日目

f:id:gkhki:20190407225524j:plain

今回はすぐに腫れが引きました。

まだ、ふっくらした感じはありますが、他人から見たらそんなに気にならないほどだと思います。

傷口もほとんど塞がっているのでご飯も余裕です。

手術後490日目 プレート除去手術

手術後490日目 プレート除去手術

 

だいぶお久しぶりです。

以前のブログでプレートは除去しないと堂々宣言していましたが、術後1年後の通院の際に先生から「プレート除去する?」と聞かれそこで色々相談した後、やはりプレート除去手術しようとなり、2月4日に手術をしました。

 

除去しようと心変わりした理由が4つあります。

1つ目は、今後口周りに何か疾患が起きた時、レントゲンを撮ってもプレートが邪魔して神経部分が見られなくなる可能性があること。

2つ目は、今通っている歯医者が2つあるのですがどちらのお医者さんも「プレートは今後とるんだよね?」と取るのが当たり前のように聞かれ気になったこと。

3つ目は、チタンプレートと言えども金属アレルギーが100%起きないとは言い切れず、その時に外すとなるとかなり苦労するとのこと。

4つ目は、年老いて痩せこけた時にプレートによる凹凸が出てきてしまうかもしれないとのこと。

 

この時点で左唇に若干の麻痺があり(生活に支障は全然ありませんが)、今回のプレート除去手術でこの麻痺が悪化してしまったらどうしようかとも考えました。

でも今後何年後かに「あの時プレート除去してれば良かった!」と後悔したくなかったので、手術に踏み切ることにしました。

 

プレート除去手術前日

2月3日11時頃に入院。

入院書類や承諾書などの提出をし、明日の手術の内容の説明をされ終了。

何もやることなく、本を読んで映画を見て1日を過ごす。

病院の消灯時間が21時ですが、普段この時間でも仕事をしていたりするので全然眠れず数時間置きに目が覚める。

 

プレート除去手術当日

2月4日。6:45までに水分補給をしっかり取り、8:45に手術室へ。

前回手術を経験していたのもあり、意気揚々と手術室に向かいますが、手術台に寝転ぶとさすがに緊張してきます。

麻酔用と点滴用の針を左腕に刺され、この瞬間はドキドキでした。

以前も書きましたが、注射が苦手で苦手で、針が身体に入っていく感じはいつまで経っても克服できません。

注射が終わると、体がボーっとする薬とやらを注入され酸素マスクをつけ、いざ麻酔注入。

気づかぬうちに眠りにつきました。

 

そして約2時間後。手術台で目覚める。

顔周りの痛みや息苦しさはなかったような気がします。

口も開くし、鼻からチューブもないですし。

この時点で頭がまだちゃんと起きていなくて、おそらく意識が戻った確認で何かを話した気がするのですが内容が全く思い出せません。

前回の手術ではこのあと集中治療室に入りましたが、今回はそのまま病室に戻されます。

とはいえ、4時間ほど酸素マスクをつけたまま、ベットで横たわり安静状態です。

麻酔から目覚めた直後は、体が凄く寒くて仕方がなかったです。

寒さを訴えると看護師さんが電気毛布を持ってきてくれました。

前回の手術では寒気は感じなかったのですが、それどころじゃなかったのかもしれません。

 

4時間の安静状態を経て、酸素マスクを外されます。

最初の一瞬だけ呼吸が苦しくなりましたが、すぐに呼吸も整ってきました。

点滴はついたままですが、一応歩けることを確認して、お手洗いへ。

尿管も無いので、このあとは普通に過ごせます。

でも、最初の立ち上がりで立ちくらみをして、術後よりこの時が一番焦りました。

無理は禁物ですね。

 

この日の夜から、刻みご飯で口から食事が取れます。

口周りが麻痺していて(特に左上唇あたり)、食べづらかったですが見た目も味も良く、美味しくいただくことが出来ました。

夜になって、少し顔が腫れたような気がします。

顔写真は、別で上げますね。

 

 

術後1日目

顔を洗うため、フェイシャルバンドを取ってみると顔がパンパンに腫れてました。

世の女性が憧れるハリのあるお肌ですが毛穴が広がっていくんだろうな、心配になります。

強く触ると、痛みがあるので優しく優しく洗顔

 

術後初めての診察では、問題なく手術は終わったことを聞かされ安心しました。

鼻の骨のところにネジが入っていた穴があり、鼻水をかんでしまうと空気が骨の中に入ってしまうと脅され、しばらくは鼻かみ禁止と言われました。

鼻水が出そうなときは垂れながして拭き取ります。

レントゲンもさくっと終わらせ、今日からお風呂に入れます。やったね!

左腕には点滴の針が刺さったままなので、水がかからないように看護師さんがビニールを巻いてくれました。

30分しかないので、シャワーを浴びるくらいですが、シャワーめっちゃ気持ちいい。

 

その後は1日目と同じく本を読んだり映画を見たり、むしろこれくらいしかやることが本当に無いのです。

院内散歩しようにも、インフルエンザの感染対策であまり出歩けないので、大人しくベッドの上で過ごします。

 

 

術後2日目

おそらく顔の腫れのピークがこの日でした。

この日からフェイシャルバンドは外され、より顔の腫れが目立ちます。

はち切れんばかりにパンパンで、唇も腫れて引っ張られ、凄く痛かった。

もらった軟膏を塗りたくりますが、それでも痛いものは痛い。

痛みさえなければ、ぷっくりとした唇なんですけどね。

 

まだ痺れが残っているのでメチコバールが処方されました。

例のビタミン剤ですね。

この日の夜にようやく点滴も終了し、刺さっていた針も抜いてもらいました。

安心してゴロゴロできます。

 

 

術後3日目

相変わらず唇はずーっと痛い。

歯磨きするのが大変です。

でも顔の腫れは少しだけ引いてきたような気がします。

左上の痺れも少しずつですが感覚が戻ってきていて順調に回復しているので、明日退院となりました。

 

 

手術後299日目 術後経過&先天性欠如

お久しぶりです。

手術から約9か月半ほどが経ちました。

もう食事で苦労することは無く、好きなものを好きなだけ食べられます!

ステーキもハンバーガーも余裕でいけます。

食事が楽しめるって素敵ですね。

 

4月ごろに、手術をした大学病院へ術後半年ということで検査通院をしました。

歯並びも問題なく、顔の腫れも引き、ほぼ完治といった診断です。

麻痺(しびれ)に関しては、左上唇の一部と右上歯茎の一部の感覚が鈍く、今後のリハビリで戻る可能性が無いわけではないが、ほとんど見込めないようです。

幸い、生活をする分には問題ないので、諦めて付き合っていくしかないなと思っています。

 

顎の骨を繋ぎ止めているプレート除去の話もありました。

プレート自体はつけたままでも問題無いとのことで、私は除去手術はしない方向で考えています。

プレートの除去については、賛否言われていますが、プレート除去には再度手術をしなければならないのと、その手術の際に麻痺が残ってしまう可能性があると言われ、わずかですが今現在麻痺が残っているので、さらに悪化するのも嫌だなと思い手術をしない選択をしました。

※2019年2月にプレート除去手術をしました。詳細は 手術後490日目 プレート除去手術 - 顎変形症 治療まとめ に記載しています。(2019年4月6日現在)

 

人によっては、顔を触ったときに違和感を感じたり、もともと人体に無い物質が体に残っていることに嫌悪される方、今後レントゲンなどを撮ったときに写真に写ってしまうのが嫌だという方は除去手術をした方が良いのかもしれません。

 

 

病院の次の日に矯正歯科にも行きました。

昨年の末に神奈川県から兵庫県に引っ越しをし、今後働くことを視野にいれた際に、毎月通院するのが難しくなるため矯正歯科はこの日が最後の通院となります。

本当は最後まで面倒を見ていただきたかったので残念です。

翌月からは紹介していただいた大阪の矯正歯科での通院です。

 

5月にプライベートで写真を撮るため、一時的にブラケットを取れないか前もって相談をしていたのですが、術後の経過も順調なためブラケットを完全に外し、インビザラインと呼ばれる透明なマウスピースの装着に変更しました。

f:id:gkhki:20180728193549j:plain

これを上の歯に被せて使用します。

本来ですと歯並びが変化しないよう、ブラケットは術後1年間はつけなければならない様です。

 

実質見た目だけでいえば、治療はほぼ完治したようなもの!

食事の時は外さなければなりませんが、見た目は普通の人と同じです。

ブラケットが無いので、食事の際に人目やブラケットの隙間に食べ物が挟まって気になるといったことはありません。

飴やガムなどのちょっとした間食や、水以外を飲むときは外さないといけないので、やや面倒といえば面倒ですが。(実際はお茶くらいはつけたまま飲んでしまっています…)

ちなみに下の歯は前4本の後ろにワイヤーをつけています。

これも見た目では分からないですし、違和感もほとんどありません。

 

顔の写真は手術後の顔の腫れの変化※手術後の写真有り - 顎変形症 治療まとめに載せますので、気になる方は見ていただければと思います。

顔周りで気になることは、麻痺が残っているせいか鼻の下あたりが動かしづらいなと感じることです。

寝起きは特に硬い感じがあるので、顔を洗う時に鏡の前で変顔をしてほぐしてます(笑)

それと下顎を9㎜下げたからだと思うのですが、顔の下の皮が余って2重顎になってしまうのが気になりますね…

普段は何ともないのですが、下を向くときや笑う時に2重顎になってしまいます。

写真でも目立たない程度なので気にすることもないと思うけど気になってしまう。

 

それと前にも書いた気がしますが、下の歯に乳歯が2本残っているので、今後ここも治さないといけません。

先天性欠如と呼ばれ10人に1人の割合でいるそうですが、乳歯が生え変わらない(そもそも永久歯がない)状態です。

何がまずいのかと言うと、乳歯であるため歯自体が脆く、また歯の根っこが無いため、いつまでも維持できるものでないというのが問題です。

乳歯がこのまま抜けてしまうと、その両サイドの歯が虫歯になったりバランスを保てなくなりまた歯並びが悪くなってしまうそうです。

私の場合、上と下で2本ずつあり、上の歯は術前矯正の際に抜いて矯正で治したのですが、下の歯は治療を始めた当初は手術の時に切って隙間を埋める予定がうまくいかず(神経の経路の関係)で残ったままになっています。

今すぐなんとかしないといけないわけでは無いのですが、今後どうするか考えないといけません。

これに関しては自費治療になるので矯正治療だとまたブラケットしなといけないし、高くつくし、これ以上お金かけたくないなというのが正直なところ。

とりあえずは保留しておきます。

 

 

治療費の詳細

確定申告のため治療にかかった領収証をまとめていたら、治療を始めた頃(2015年11月)からのも見つかったので、月ごとにまとめます。

かかる病院によって治療方法や計算方法が違うと思いますので、これから治療を考えている方はあくまで目安として考えてください。

 

2015年11月 10,250円

    12月 8,000円

 

2016年 1月 6,800円

     2月 17,580円

     3月 13,470円

     4月 4,020円

     5月 3,790円

     6月 3,790円

     7月 3,790円

     8月 6,330円

     9月 6,220円

    10月 4,600円

    11月 4,600円

    12月 8,410円

 

2017年 1月 8,060円

     2月 6,440円

     3月 6,440円

     4月 4,570円

     5月 4,340円

     6月 11,510円

     7月 9,640円

     8月 9,920円

     9月 26,200円

    10月 118,320円

    11月 4,930円

    12月 2,939円

 

2018年 1月 2,700円

 

合計:313,059円(2018年2月現在)

 

恐らく、抜けは無いとは思いますが領収証を紛失して忘れてる分もあるかもしれません。(手術後に痛み止めなどの処方がありましたが、その分の領収証が見当たらないので入れてません。)

それにしても思っていたよりもお金かかってました。

今更ですが、ショックがでかいですね…

普通に健康な状態だったら30万円浮いたのか…

 

手術をしたのが2017年の10月ですが、私は事前に役所で高額医療費控除の申請をしていたので安く済みました。

あとからの申請でも出来ますが、先に全額自己負担で支払って数ヵ月後に控除額が返金されるため、一時的に負担額が多くなってしまいます。(恐らく手術と入院で40~50万円くらい。)

病院や市町村でも違いはあるかと思いますが、前もって申請が出来るようならした方が良いです。

手術後45~60日目 術後経過

お久しぶりです。

年始に書こうとしていたのですが、気が付けば2月に入ってしまいました。

今日は手術後45~60日目の術後経過です。

 

手術の後、骨がくっつくまで6週間(45日)と言われていましたが、ようやくその45日が過ぎたため、手術をした病院でのCT検査です。

退院後2回目の1ヶ月ぶりの通院。

 

受診の前にCT撮影。

実はCT撮影が苦手で過去に何度も失敗しています。

動いちゃいけないと思うと動いてしまいますよね…

 

撮影が終わり、久しぶりに先生とお会いしました。

先生からは「だいぶ顔がすっきりしたねぇ。」と言ってもらえました。

ただ、まだ腫れが残っているようで、少しずつ良くなっていくとの事。

CTの結果から経過は良好で、骨も綺麗にくっついていたため、食事制限解禁です。

好きな物が食べられます!

前歯もしっかり噛み合っているので、年末に念願の手羽先を頂きました。

数年ぶりに食べました手羽先。

感動しました本当に。

前歯が今まで噛み合ってなかったので、食べたくても食べれないのが手羽先でした。

食事制限が無くなったとはいえ、顎が弱っているのでまだそこまで硬いものは食べられません。

お煎餅などは難しいです。

 

毎日続けていたゴムかけも先生曰く必要が無いとのことで、日中のゴムかけは無くなり、寝るときだけ付けることになりました。

むしろ普段からゴムかけをしていると口が開かなくなってしまうそうです。

口の開きも良く、この時点で3.5cm開いていました。

手術前は4.5cmだったので、あと1cmは開くはずとのこと。

 

口周りの痺れは、鼻の下あたりがまだ残っていますが、普段の生活ではほとんど気にならない程度です。

歯磨きをするときに痺れている部分に歯ブラシが当たって、ぴりっとした感じがします。

顔の中心に力を入れると左右非対称になるので、練習が必要です。

それと痺れでは無いですが、口周りはまだ上手く動かせません。

特に寝起きは口周りが強張ります。

これも毎日の練習あるのみですね。

 

 

歯医者は月1で通っていますが、口も開くようになってきたため舌トレーニングのやり方を教わりました。

舌を正しい位置に置くためのトレーニングです。

手術前は舌が下顎に落ちていて、手術により上顎に付くようになったもの(普通の人はこの位置が通常)の、前の癖でまた舌が落ちないよう、舌を鍛えます。

入院中の食事まとめ

いまさらですが、入院中の食事まとめです。

正直あまり変わり映えがしませんが記録として。

 

入院日当日昼

f:id:gkhki:20171215191924j:plain

入院日当日夜

f:id:gkhki:20171215192021j:plain

 

手術後1日目~3日目朝

f:id:gkhki:20171025224214j:plain

 

手術後3日目昼

f:id:gkhki:20171215192057j:plain

f:id:gkhki:20171215192109j:plain

 

手術後4日目朝

f:id:gkhki:20171215192205j:plain

f:id:gkhki:20171215192117j:plain

f:id:gkhki:20171215192829j:plain

 

手術後5日目朝

f:id:gkhki:20171215192936j:plain

f:id:gkhki:20171215193023j:plain

f:id:gkhki:20171215193100j:plain

 

手術後6日目朝

f:id:gkhki:20171215193155j:plain

f:id:gkhki:20171215193236j:plain

f:id:gkhki:20171215193325j:plain

 

手術後7日目朝

f:id:gkhki:20171215193422j:plain

f:id:gkhki:20171215193506j:plain

f:id:gkhki:20171215193545j:plain

 

手術8日目朝

f:id:gkhki:20171215193636j:plain

f:id:gkhki:20171215193716j:plain

f:id:gkhki:20171215193758j:plain

 

手術後9日目朝(退院日)

f:id:gkhki:20171215193852j:plain